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FLASHの利点を生かした「TOYOTA SAIスペシャルサイト」

i_sai_01.jpg TOYOTA SAIスペシャルサイト

トヨタの新型車「SAI」のスペシャルサイトです。音声、映像を駆使して、FLASH特有の価値を提供し、リッチコンテンツが得意とする情動的(エモーショナル)な演出が成されています。ビジネスニーズにブランド価値の向上は含まれていると思いますが、サイトゴールは"INFORMATION"から関連リンクやSAI展示情報へ誘導することではないかと思います。そこからお問い合わせに繋げる、資料請求につなげる、展示場に足を運んでもらうなどの導線が確保してあるのかもしれませんが、重要なのはFLASHを活用するのはあくまでも「手段」であって「目的」ではないということです。最終的にユーザーをどこに導き、コンバージョンを得るのかというサイトゴールは、ビジネスニーズ、ユーザーニーズを把握し、戦略的に導き出す必要があります。FLASHを活用すること、映像を活用すること、音声を活用することが目的になってしまい、コンバージョンがまるで意識されていない「アート作品」のようなサイトをよく見かけますが、そういうサイトはこれから淘汰されてくのではないかと考えています。WEB業界でインフォメーションアーキテクチャやエクスペリエンスデザインが注目されているのは溢れている情報の整理という以上に、"出来る限り無駄な費用は抑えたい"というクライアント側の意図も反映されているのではないかと思います。実際、今日のWEB制作会社では、新規案件、リニューアル案件が減っていき、サイト内の一部をリニューアルしたり更新したりする運用案件が増えているようです。それはプロモーションサイトに活用されるFLASHサイトも例外でなく、何のために立ち上げるのか、誰が使うのかを把握した上でインタラクションを考え、戦略的に設計する必要があるでしょう。

前置きが長くなりましたが「SAI」はFLASHの特性が活かし、静的なサイトでは伝わりにくい情報が体感的に伝わるサイトになっていると思います。体感的にというのは、音声によるアナウンスに沿って映像が展開されるユーザーエクスペリエンスを指し、環境性能、スタイリング、インテリアという3つの最適化された"売り"のどれかを選択するだけで、情報を探索する必要がない直観的なインタフェースとなっています。だからといって受動的なわけではなく、マウスポインタに早送り、巻き戻しボタンが配置されているので、能動的に操作が可能です。また、タブインデックスでの操作が可能、音声のみでなく字幕がある、ナビゲーションにマウスオンすると音声で知らせてくれる、アクセスした際に音声を調節できるなど、FLASHサイトにおけるユーザービリティ(ここでは操作上の使いやすさを指します)においても非常に参考になります。FLASHの利点を上手く活用した良い事例でした。

TOYOTA SAIスペシャルサイト

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